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へその緒の中の血液

赤ちゃんとお母さんとをつないでいるへその緒のことを臍帯〔さいたい〕といいます。臍帯血〔さいたいけつ〕とは臍帯の中にある血液のことです。
臍帯血は、赤血球、白血球、血小板など血液のもとになる細胞をたくさん含みます。
また、血液以外のさまざまな臓器になる細胞も存在すると言われています。こうした体のもとになる細胞が「幹細胞」〔かんさいぼう〕です。
臍帯血には赤ちゃんの体を作っていくために、幹細胞が一生けんめいに働いているのです。

 

 


 
へその緒は昔から健康を祈願して、大切にとっておく風習がありました。
煎じて薬にしたり、お守りにしたりする地方もあるようです。
乾かして保存したへその緒にはさすがに生きた細胞は残っていませんが、臍帯血の保管とはどこか通じるものがあります。
時代や技術は変わっても、健康を願う親の気持ちが込められているからでしょうか。
臍帯血を採取しても、残ったへその緒はお守りにすることもできますからご安心を。
(※衛生上へその緒を渡さないことにしている病院もあります)