●出産までに必要な書類はつぎの4つです。
(1)インフォームド・コンセント
臍帯血の保管は何のためにおこなうのかなど医療面でのご心
配を解消しじゅうぶんにご納得いただくためにわかりやすく説
明した資料と書類です。
(2)健康調査票
お母さまとご家族さまの健康状態から、保存した臍帯血が将
来使える可能性を見極め、臍帯血保管の判断をアドバイスす
るための大切な書類です。
(3)臍帯血採取同意書
かかりつけのお医者さまが臍帯血の採取にご協力くださること
を事前に確認するための書類です。
(4)契約書
すべてにご納得いただいてから、お支払い条件などをご確認く
ださい。
Q:健康調査票ではどんなことがわかるの?
A:将来のさい帯血の利用に制限がある場合お知らせします。
感染症検査などの安全性が十分に確認されていないさい帯血は将来医療では利用されません。
アイウィルでは多くの検査項目で、さい帯血が安全に医療で使用できるかどうかを確認していますが、
検査方法の確立していない病気や潜伏期間などの問題で、検査だけではわからない場合もあります。
そこで万全を期するために、健康調査票で病歴などをお伺いし、 現在の移植医療での標準的な基準と
照らし合わせています。その結果、利用の可能性が低いと弊社が判断した場合には、保管の意思を再
確認させていただく場合があります。
● 採取・搬送キットを病院にお渡しください。
「採取・搬送キット」には、さい帯血採取と搬送に必要な資材一式
が含まれています。担当医にキットをそのままお渡しください。
採取後、母体血を採血した試験管とともにキット一式を神戸の保
管施設にご送付いただきます。送付方法につきましては、地域に
より異なりますのでご契約時にご案内させていただきます。
お母さま、ご家族さまのご協力はここまでです。
あとはスタッフにお任せください。
メディカル・ディレクター 森田医師
Q:なぜ出産時のお母さんの血液も必要なの?
A:さい帯血の安全性を確認するためです。
感染症の検査がされていないさい帯血は将来医療では利用されません。ところがさい帯血は免疫が
未熟なので、病原体がまじっているかどうかは厳密にはチェックできません。そこでお母さんの血液を
チェックして、さい帯血へ病原体が混じっている可能性を調べておくわけです。
Q:搬送時の温度経過はどうやって記録しているの?
A: 採取・搬送キットに温度センサーを備え付け、記録しています。
採取・搬送キットには断熱材が入っていますので、夏場の高温時や冬場の氷点下
時などにも一定の条件でさい帯血を搬送することができます。弊社ではそれだけで
はなく、臨床利用を想定し、安全な条件で搬送されたことを保証するために,すべて
の採取・搬送キットに温度センサーを同梱し,温度を逐一記録しています。
●
さい帯血を濃縮して保存バッグに封入
採取から 24 時間以内にさい帯血の幹細胞を濃縮し、保存バッグ
に封入します。外部からの細菌感染の混入を防ぐため、作業はク
リーンルーム内の安全キャビネット内(クラス 100 )で実施されま
す。さらに、採取バッグから保存バッグに封入されるまでクローズ
ド・システムで衛生的に処理されます。
Q:クローズド・システムって?
A:さい帯血を一度も外気に触れさせない衛生的な作業システムです。
さい帯血を衛生的に処理するためには、汚染の可能性がおこりえない操作がなにより大切です。アイ
ウィルのクローズド・システムは、研究用の凍結バイアルや試験管などを使った開放システムと異なり
、医療用に認可された保存バッグに封入されるまでの間、さい帯血がバッグの外の空気に触れる機会
は一度もない安全性の高いシステムです。
● プログラム運転で完全凍結
保存バッグに封入され、さらに丈夫なバッグにいれられたさい帯血
の細胞をプログラムフリーザで慎重に凍結していきます。凍結後、
感染症・無菌検査の結果により安全性が確認されるまで、一時的
に気相保管タンク(検疫タンク)で保管します。
Q:なぜプログラムフリーザを使うの?
A:さい帯血を凍らせるときの温度を制御し、記録に残すためです。
細胞を凍結することで細胞へのダメージは避けられませんが、ある温度までゆっくり凍結させればそ
の影響を極力抑えることができます。プログラムフリーザは、この温度を厳密に制御できる機械です。
もちろんどのように温度制御をおこなったかチェックするために、温度変化もしっかり記録し、大切に保
管します。
● 母体血とさい帯血を徹底検査してご報告
米国血液銀行協会(AABB) の基準にもとづいてさい帯血について
種々の検査を行ないます。またお母さまの血液についても感染症
の検査をあわせておこないます。株式会社板橋中央臨床検査研
究所( IML )の臨床検査のエキスパートがすべての検査をおこな
います。
Q:検査項目はなんですか?
A:次の項目を検査し、後日、結果報告書でお知らせいたします。
さい帯血の無菌検査(2回)
さい帯血の血液型
さい帯血の総細胞数、造血幹細胞数
母体血の感染症検査( HIV , HBV , HCV , HTLV-1 ,サイトメガロウイルス,梅毒)
● 安全を考えた二段階保管システム
さい帯血は、まず気相保管タンク(検疫タンク)に保管されます。
これは、さい帯血をマイナス150℃以下の気体中に設置できる特殊
なタンクです。感染症、無菌検査の結果、安全性が確認されると、
さい帯血は液相保管タンクの液体窒素中に移しマイナス 196 ℃の
超低温で凍結保管されます。
Q:なぜすべてのさい帯血はいったん検疫タンクに入れられるの?
A:すでに保管されている他の方のさい帯血への汚染の可能性をふせぐためです。
感染症の可能性がある検体と同一のタンクに入っているさい帯血は、それ自身が感染していなくても、
感染の可能性を否定できませんので、安全面から、将来利用されない可能性がでてきます。
そこで、弊社では汚染の可能性がほとんどない検疫タンクにまず保管し、検査で安全性を確認してか
ら通常の液相タンクにうつすという体制を開設当初から続けています。
また、弊社では、母体血などの検査用サンプルの一部をバイアルで保管していますが、検査バイアル
は、液体中では汚染や破損の危険性がありますので、検疫タンクで保管しています。
● 徹底したセキュリティ対策
さい帯血の保管施設は、 IC カードシステムによるセキュリティ、無
停電装置、耐震設計を備えた神戸国際ビジネスセンター内に設置
しています。保管施設へは別のドアロックシステムによる入退室管
理をおこなっています。万一の停電や液体窒素タンクの温度異常
などは、自動監視システムによる通報体制を整えています。
ラボラトリー・ディレクター 齋藤博士
Q:どうやって作業が守られているかチェックしているの?
A: 米国血液銀行協会(AABB)の定期監査をうけています。
すべての作業は米国血液銀行協会(AABB)の規定のもと、標準化された作業を、熟練した作業者が
おこなっています。もちろんおこなった作業は細かく記録に残しています。これらの作業は定期的に社
内監査をおこないますが、それだけでは不十分ですので、外部監査をおこなっています。
2年に1度、アメリカより AABB 監査官が数日間滞在し、さい帯血バンクとして適正かどうか、その品
質管理体制をチェックします。
保管会社はいくつかあるけど、どこをみて選べばいいかわからない。
そこで保管会社を見極めるポイントをお教えします。 →
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